私の愛車 6Nポロ
 
 
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フォルクスワーゲン ポロ 1996年式 2ドア AT
私が初めてこの車に会ったのは、1996年8月の地元ディーラーです。
当時、ポロは本国ドイツでは発売後2年経過、輸入は決定していたものの、日本仕様の開発が遅れていて、ようやく発売された時期です。
それまで数ヶ月、買い替えのため、色々車を物色していたのですが、これは一見の価値ありと思い、日本発売まで待ちました。

発売直後のディーラーにて、ご対面。
1度目はとりあえず見るだけ、2回目に試乗しました。
全ての面での安心感。
その試乗で決定。
輸入のタイミングで次回の納車は2ヶ月ぐらいかかる可能性があるとのことで、その場で契約。
数日後、納車となり、現在まで長い付き合いとなっています。

その10年間に感じたことは色々あります。
まず、デザインについて、外見は当時のフランス車ほどではないにしても、簡潔なつくりと微妙なカーブを描いたボディーラインは潔くスマートなデザインでまとまっていて、今見てもデザイン的な古さはあまり感じません。
(6Nのマイナーチェンジ後のデザインは、無理に高級感を出そうとして、外見ではバランスを崩した感じがします。
内装は、はるかに良くなってましたけど。)
しかし内装がいけませんね。
嫌味なデザインではないんですが、地味すぎます。
ゴルフVとほぼ同じデザインなので、古臭いと言うかおじさん臭いと言うか外見とまったく合いません。
ただし、質感はそれほど悪くはありませんし、今見ても古くなった感じがない事だけは良いのかな、と納得しています。
全体的には、10年乗っているクルマとは思えないほど、古さは感じないです。

操作面では、ドアの閉まる音やドアのヒンジの大きさなど、見ていても安心できます。
他のクルマに乗った後、これに乗ると改めて実感したりします。
さすがに、最新のクルマと比べると、段差での軋み音などは気になるようになりましたが、まださほど負けてはいないという感じもするところは、立派なものです。
適度な重さと精度を感じるハンドルの感触は、落ち着いて運転できますが、ちょっと反応が鈍い感じもします。
そのおかげで安定感にはつながっていると思うのですけどね。
他の人が乗ると、たいてい ハンドルが重い といわれます。
実際、直前に持っていた550cc時代のパワーステアリング無しの軽自動車とほとんど同じくらいの重さのハンドルです。

装備面では、当時を考えるとコンパクトカーとしては十分な装備が付いています。
最近ようやく日本でも一般的になったイモビラーザー(盗難防止装置)も付いています。
キーレスエントリーはない(オプションをつけていないので)のですが、シートベルトはテンショナー付(今では、これも常識装備ですが、当時の日本車には最上級車以外、皆無だったはずです。
安全面に関しては、当時最先端でしたが、装備面では日本車には劣るという点は、今の日本車対ドイツ車の違いよりも差が大きかったようです。

機能面では、クルマの大きさ自体はは扱いやすい大きさですが、コンパクトなボディーの割りに回転半径が大きいのがちょっと残念。
タイヤが185-55R14のせいもあるでしょうが、Uターンなどでは、日本の5ナンバーセダンが軽く回るところでも、こっちはぎりぎりで回ったりします。

性能面では、エンジンの低回転の力強さと高回転の力のなさですね。
スタート50m位はほかの車よりスムースに加速できますが、その先の力がすぐになくなります。
これは4000回転から急激に下がるトルク特性でデータ上からも分かるのですが、こんなに違いが実感できるとは思いませんでした。
通常は問題になりませんが、他の車に譲られても追い越す時に苦労する点だけは問題ですね。
ギアを落としても加速が鈍すぎて、実際、危ない場面が何度かありました。

足廻りは、当りが硬いのですが、ストロークはたっぷりしています。
このあたりは、日本車の当りが柔らかくストロークが少ない足廻りとは正反対です。
ギアは、トップギアの4速で100km/hでの回転数は2,900rpm程度(メータ読みなので誤差があると思います)。
1.6Lエンジンのクルマにしてはちょっと回転数が高めで、また、50km/hにならないとトップの4速ギアには入らないので、3速で走るシーンが多くなります。
その為か、現在までの総合燃費は9km/Lちょっとと、かなり悪いです。

他に気になる部分は、電気系が弱いところです。
バッテリーが少し弱くなる(少しバッテリーが弱っているとガソリンスタンドで言われる程度の電圧に下がる)とエンジンの調子が悪くなり、バッテリー交換となります。
その他にも、電気系の部品は結構交換しています。
機械部分はしっかりしてるけど、電気系に弱いという世間の評判は正しいものです。
ただ、その機械部分の丈夫さが魅力でもあるだけに、もう少しと思ってしまいます。

このクルマを所有して、クルマに対する考え方がかなり変わりました。
日本車に乗っているだけでは気が付かない部分に、色々気づかせてくれたことに感謝です。

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ポロ 1996年式 2ドアA/T
形式E-6NAHS
寸法・重量
全長3,715mm
全幅1,660mm
全高1,435mm
ホイールベース2,410mm
トレッド前/後1,355/1,385mm
最低地上高(空車時)140mm
車両重量1,020kg
乗車定員5名
性能
最小回転半径4.9m
燃料消費率(10・15モード)11.4km/l
エンジン
形式AHS
種類直列4気筒SOHC
内径×工程76.5×86.9mm
総排気量1,597cc
圧縮比9.8
最大出力75PS/4,800rpm
最大トルク13.8kgm/2,800rpm
燃料供給装置電子制御式燃料噴射装置(マニエーティ マレリ)
燃料タンク容量45L
使用燃料レギュラーガソリン
諸装置
クラッチトルクコンバーター
トランスミッション前進4段、後退1速フルオートマチック(ロックアップ付)
変速比 第1速2.875
    第2速1.510
    第3速1.000
    第4速0.726
    後退2.656
最終減速比4.120
フロントサスペンションマクファーソンストラット(スタビライザーバー付)
リアサスペンショントーションビーム付トレーリングアーム
ブレーキ(前輪)ベンチレーティッドディスク
ブレーキ(後輪)ドラム
使用タイヤサイズ185/55 R14
駆動方式前輪駆動方式



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