2010年式ポロ VS 2005年式ポロ |
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フォルクスワーゲン ポロの小部屋 更新履歴new |
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ポロの2010年仕様のモデルは、リッター20kmの燃費を獲得しました。 そこでその直前のモデルである05年式ポロと比べることで、ポイントを確認してみましょう。 もちろんデザインなども変更になっているので、幅広い内容で2010年式のポロと2005年式のポロを比較します。 左 2010年式ポロの前面です 右 2005年式ポロの前面です 前面から見ると、デザインの方向性がかなり異なることが分かります。 10年式ポロは水平ラインを強調した、かなりスポーティーなデザインで、エッジを軽く強調したスッキリしたデザインを取り入れています。 グリルも横に広いデザインで、フォルクスワーゲン全体の最近のデザイン要素を上手く取り入れています。 対して05年式ポロはボディーからフロントグリルまで一体になったモダンなデザインで、フロント周りは力強さを強調したデザインです。 サイドから窓周りにかけてはちょっと大人しいデザインで、当時のフォルクスワーゲンやアウディに見られるフロントグリル周りのデザインの流れを汲んでいるようです。 両車を比べると、作りの違いよりもデザインの方向性が大きく変わっていることが伺えます。 折り目のスマートなデザインでスポーティーさを強調している10年式と、スムーズなラインで上質感を演出している05年式といえるでしょう。 フロントグリルのデザインについては、好みによる違いともいえそうです。 左 2010年式ポロの後面です 右 2005年式ポロの後面です リアで目立つのは窓の形です。 10年式ポロの窓はスッキリ水平を強調しています。 バンパーはモールがなくなり、スッキリスマートなデザインでまとめていることが分かります。 対する05年式ポロは中央が下がった上品な窓がポイントです。 フロント同様、ボディーとの一体感を感じるデザインで品よくまとまっています。 ランプ廻りは形の基本はほとんど同じで、ランプ全体の一体感を強調したデザインを採用しています。 バンパー部分は10年式がフラットで、05年式はモール付き、ここでちょっと年代を感じるところでしょうか。 リア廻りでは、現代風のスッキリデザインでまとめて10年式ポロと、品のよさを手堅くまとめた05年式ポロという感じでしょうか。 最近のクルマはモール無しが多いので、ここで05年式にデザインの古さがちょっと見られるところです。 左 2010年式ポロの内部です 右 2005年式ポロの内部です 内部になると、10年式ポロはスッキリ分かりやすいデザインで、コンパクトにまとめたデザインとなりました。 外観同様に無駄を排しつつ、デザインの切れに気を配った印象です。 操作も容易そうで、デザインと実用性を兼ね備えた内装としてまとめているのです。 質感も上質で、長く使っても飽きないデザインといえるでしょう。 対して05年式ポロは質感についてかなり上質ですが、デザイン自体はセダンを感じさせる大人っぽいデザインになっているところが多少違和感も感じるところです。 基本的な操作部分は大きめのボタンで並べてあるので分かりやすそうです。 内装の質感では同等といえそうですが、コンパクトカーとしては10年式がふさわしいまとめ方で、05年式ポロはセダン系のデザインで高級感を演出した05年式ポロという方向性の違いがありそうです。 操作性についてはどちらも分かりやすそうですが、10年式の方がコンパクトにまとめられているので、実際の操作は素早く出来そうです。 以下 仕様を比較しています。 10年式ポロはTSI Comfortline、05年式ポロは1.4コンフォートラインを掲載しています。
まず、価格は1割近く違います。 しかしエンジンやミッションが大きく改善されていることを考えると、価格差は気にならないでしょう。 寸法では、10年式ポロが05年式ポロより若干長くなってます。 ホイールベースは同じですが、トレッドは10年式ポロのほうがかなり広がっています。 幅は20mmほど広がっているだけですが、トレッドは10年式ポロのほうが40mm以上広がっているのです。 10年式ポロは水平な安定感のあるデザインだけでなく、プラットフォーム自体も広く安定したサイズを実現しているようですね。 最低地上高は5mm差でほとんど同等、一般的な日本車より若干低めです。 10年式ポロの車重は05年式ポロより60kg減少しているので、ボディーが若干大きくなっている事を加えると、かなりの軽量化を果たしていることがうかがえます。 10年式ポロと05年式ポロで寸法や車重面では、サイズでは安定志向、重量では燃費を考慮した軽量ボディーが大きなポイントと言えそうです。 軽量化と安全性という難しい部分をどこまで折り合いをつけるのかが、今後のクルマ作りのポイントとなるのかもしれません。 ボディーサイズの大型化は、当分の間は落ち着きそうですね。
回転半径は同じです。 燃費は10年式ポロの20.0km/lに対して05年式ポロは14.4m/l。 10年式が圧倒的に良くなっているのは、軽量化とエンジンとミッションの相乗効果でしょう。 メカニズムを突き詰めていけば、ハイビリッドカーよりもシンプルな作りで同等の燃費をもつクルマを作れるのかもしれませんね。 エンジンは、10年式ポロが1.2LのSOHCターボ付、05年式ポロが1.4LのDOHCとなっています。 最高出力は10年式ポロが優秀で、05年式はパワー不足が感じられます。 最大トルクも10年式ポロの175Nm/1,550‐4,100rpmと幅広い回転数で力を発揮しているのに対して、05年式ポロは126Nm/3,800rpmと高めの回転数で力を発揮しています。 車重も含めて考えると、エンジンに関しては10年式が圧倒的で、05年式ポロはかなり非力な印象を受けてしまいます。 ミッションは10年式ポロがDSGと呼ばれる優秀な自動クラッチ、05年式がトルクコンバーターですから、ここでも10年式ポロが有利でしょう。 ただギヤチェンジやスタートの際のスムーズさでは、05年式が一歩リードしているかもしれません。 足廻りは基本は同じです。 年代や車重が違っているので、セッティングや足廻りの動きに関しては10年式が有利だと思われます。 タイヤサイズは10年式ポロの185/60 R15に対して05年式ポロの185/60 R14と大差ないですが、直径が大きくなった10年式の方が足廻りも含めて乗り心地は良いかもしれません。 ブレーキは両者同じです。 総合的に見ると、10年式ポロは燃費改善の為のエンジンとミッションが特筆ものです。 小さいエンジンとターボの組み合わせで燃費改善という画期的な方法と、ロスの少ないミッションを組み合わせて、自然な運転感覚を保ちつつ、大幅に燃費を改善しました。 その上エンジンパワーやトルクも増えて、丈夫なボディーとのバランス面でも向上しているのです。 そのスポーティーさが、デザインの面でも表れています。 05年式ポロは力強さと高級感を両立しようとした外観と高級感と大人っぽさを意識した内装に、洗練されたエンジン廻りを組み合わせています。 コンパクトの基本に忠実に磨き上げたという感じで、目新しさは感じないもののコンパクトカーとしては異例の質の高さを追求したことが伺われるまとめ方です。 安全性に対する部分は、5年間ではあまり進歩は感じられません。 ESPなどの制御部分は向上しているはずですが、現在のクルマの走行速度なら安全面では必要十分ということでしょう。 この5年でドイツのクルマの進化は、燃費に対する改善意識がはっきり分かる結果といえます。 ページトップへ フォルクスワーゲン ポロの小部屋 |
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